Webサービスが広告依存モデルに落ちるのは

今日は深夜作業で午後出社なので、時間もあるし徒然なるままに書いてみます。
まータイトルは大げさですが、少し前から思っている事をかいてみるかな。


日経平均がバブル後最安値をつけるなか、(TOPIXベースではすでに先週つけてたかな)比較的ITはまだマシといわれてますが、現在のところWebサービスを行っている会社はほとんどと言っていい程、広告収入モデルに頼っていて、(と、言い切る程ソースを集めたわけではないですが、収益の大部分を占めてるのは確かでしょう。)不況の煽りを受けてか否か広告モデルの限界なんて話が出て来てますね。

先日、こんな記事がでていました。

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20388682,00.htm

そうインターネットの広告事業規模自体は順調に伸びてるんですね。
にも関わらず黒字転換できないといったところがあります。(ニコニコ然り)
それは収入の伸びを遥かに超える設備投資費への負荷が大きな原因だと思いますが、
それはさておき、なぜみんなお金を払ってくれいないのでしょうか?
大体のサービスは払ってもたかだか月数百円くらいなもんです。
その位なら金銭的に無理ってことはないはずです。でも払わない。
これはなぜか?まあこんなこたぁ色々議論されてるかと思いますが、個人的には。

  • ぶっちゃけ払っても良いけどクレジットの番号とかいれるの怖いし、いちいち入力とか登録するのがメンドイ
  • まー最悪なくなっても死にゃしないし楽しみが少し減るだけ


くらいのしょーもない理由だと思います。けどこれを解決するのは結構な問題です。心理的抵抗の低い支払い方法が確率されれば解決されるのでしょうけど、そのための基盤を用意するのは非常に難しいです。
一方で具体的にケータイを考えればわかると思いますが、ケータイは通話料と合わせて課金されるんですね。しかもボタン一つ二つポチポチ押すだけで登録が終わります。引き落とししてくるのも自分の契約先のキャリアだし、そこに違和感を覚えないんでしょう。だから「○○かず○の占い」みたいなアレでも月数百円くらいならみんなポンポン払うんだと思います。


企業側も色々試していると思います。ちょっとニュアンスは違うと思いますが、はてなだとポイントがありますよね?ああいった仮想マネー的なものを用意することで
ユーザにリアルマネーを動かすという意識を薄れさせて抵抗感をなくしてもらうといった効果が期待できると思います。
けど、これ自体もユーザ同士間でのポイントのやり取りをスムースにする効果はあっても中々そもそもの入り口、お金を払ってポイントを得るってところに対する壁を取り除くのは難しいのかと思います。



じゃあWebならどうするか?どうすれば良いのか?色々考えた事がありますが、
ぜんっぜん(てこともないけど)思いつかねえや(笑)
力技ならできそうだと思うんですけどね。というかソフトバンク辺りがやりそう。


が、悲観ばかりではないと思います。以下のようなニュースが最近ありました。

これらの記事を見れば感じ取れると思いますが、

  • ユーザ自体の、ネット上でお金を落とす事に対する抵抗感が薄らいできている
  • 自分の愛着があるサービスに対しては率先してお金を払うようになってきている

といったところです。特にECサイトは好調好調と連日のように言われてます。ネット上で買い物することに対する抵抗感がなくなってきているんでしょうね。だって便利だもん。

自分自身を考えてみてもネット上のサービスにお金を払っているものも結構あるし(まあこれは自分自身が作り手側でもあるので使っているところには少しでも良いから払おうという思いがありますが)、最近本を買う時めぼしのついてるものは必ずと言っていい程ジュンク堂のオンラインショップで購入してます。(みなさんアマゾンじゃなくジュンク堂で買ってあげてください。座り読みさせてくれる素晴らしい本屋です。)



という事で一言でまとめると、Webサービスさん曰く、


『時代が俺についてきたって感じ?』


お後がよろしいようで。(なんのオチにもなってませんが)
そろそろ会社行く準備します...