仮想officeDC間 専用線x2 で OSPF その2

前回のエントリの続きです。

http://d.hatena.ne.jp/clmind/20090312/1236876988

OSPFを使う理由ですが、例えば以下のような切れ方の場合はHSRPでことたりるので特に必要はありません。

機器自体が壊れた時とか、直接接続してる足が切れた場合ですね。Core自身で断を検知できるのでHSRPが自動的に倒れてくれます。正確に言うとこの図だと対向の機器は問題になりそうですが。一方で以下のような場合だとdynamic routingが必要になります。

上への疎通はなくなってますが、直接接続している対向のインタフェース自体は落ちていないので、CoreからみるとUPしたままに見えるわけですね。なのでOSPFなどのdynamic routingで検知して迂回する必要が出るわけです。なぜそのような設計、設定になっているのか、そこには何かしらの理由があるということですね。実際は上のスイッチから断をCore側に通知してHSRPを倒すなんてこともCisco機器の一部ならできるそうですが、あんまりベンダ固有の機能を使い過ぎるとたぶん後々不幸になるんだろうなと思います。